カウンセリングを受けてみる

患者の言葉を聞いて治療の方向性を決めるのが目的


カウンセリングは心理相談とも呼ばれ、うつ病など心の病を持つ人の精神状態を知る方法のひとつです。胸の内にあることを話し、臨床心理士などカウンセリングの専門家が治療の方向性を決定します。うつ病のような心の病は目に見えて分かる異常が存在しないので、精神状態を把握するにはカウンセリングが不可欠です。うつ病治療とカウンセリングは切っても切れない関係と言えます。また、カウンセリングは話す側にとっても胸の内を吐き出して誰かに聞いてもらえるメリットがあります。悩みや苦しみを言葉に出して言うことで緊張がほぐれるためです。自分の言葉に納得してもらうことで、悩みや苦しみが独りよがりなものではないと認識できるのもカウンセリングの効果のひとつです。

カウンセリングは誰にでもできるものではない


患者の悩みや苦しみを聞くことがカウンセリングの基本ですが、単に話を聞くだけでは意味がありません。患者の話を聞くのはうつ病の原因を特定し、治療の方法を決めるのが目的です。その一方で日本ではカウンセリングに関する具体的な定義や法律上の制限はありません。投薬や外科手術などの医療行為を伴わないため、誰でもカウンセラーを自称することができます。そのため、うつ病など心の病を理解していない素人がカウンセリングを行ってトラブルが生じることもあります。うつ病治療を安全に受けるには専門病院と連携しているカウンセラーを利用するのが無難です。事前に問い合わせを行って専門分野を確認する他、対応の良し悪しにも注意します。